タントリックヒーリングの体感や効果は人によって違いますが、10人中7~8人は直後に何かしらの変化を感じてらもらえます。心の変化、カラダの変化、意識の変化、またはそれらの全て。
回数を重ねるごとに更に体感は深まり、それ以降は被験者とセラピストがどこまでの深さに到達できるか?その共同作業を楽しむこともタントリックの醍醐味と言える。
逆に10人中2~3人は体感として理解できず、それはその方の問題ではなく、誘導するセラピストが経験不足であることが多少なりとも原因になることがある。私もお客様に体感をしてもらえないことで悔しいと感じたことがありますが「相手をイカせてやる」みたいな意気込みは逆効果になることが多い。
そのような状況を思い返してみると、やけに気合いが入り過ぎていたり、相手の立場を考えず自分本位で相手を操ろうとしたり・・・子宮ヒーリングは男女が完全にリラックスした状態がスタート地点であり、そこから現象が起こり始める。逆にその状況が整っていないと、何も起こらないんです。
だから誘導するセラピスト側はどんなことでも受け入れられる器の大きさが問われるし、相手に安心をしてもらえる人間力があってこそ女性が身をゆだねることが許される。
だからセラピストは、ひたすらテクニックを練習しても意味がないし、感覚の違う100人の人間に体感してもらうための成功マニュアルは存在しない。常に実践あるのみで、いつもさぐりさぐりの作業が連続しているだけ。
ただひとつ阻止しなければならないのは、コミュニケーション不足によって与えかねない相手への不快感には注意が必要。男性が無防備に横たわっている女性の体に触れて施術を行う以上、相手に施術の内容をしっかりと把握してもらい、相手に恐怖感を植え付けないことが最大のポイントになる。
性エネルギーの解放を目指している以上、相手にもそれなりの自覚を持って来所してもらうが、私はマジシャンではないので魔法をかけてすべての人の悩みを解決してあげることはできない。
性に悩んでいる人が「自分で解決の糸口を見つける」という強い意志がない限り、人任せでは何も解決できないのが現状。
もちろん、私がひとりひとりのクライアントに真摯に向き合っていることは大前提。お客様と二人三脚で性の悩みを必ず解決するというスタンスが必要と言う意味です。
それはタントリックに限らず、どんなヒーリングも、どんな病気さえも同じこと。病院やドクター頼りではなく「克服」という栄誉は自分で本気に取り組んだ方に対して与えられる対価になります。
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